「善は急げ」という言葉の語源 of 興國禅寺



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「善は急げ」という言葉の語源

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 「善は急げ」という日本の諺(ことわざ)と「小人閑居(しょうじんかんきょ)して不善を為す」という中国の格言の語源は、仏教の原始経典の中にあることを最近発見いたしました。そのお経は『ダンマパダ』といって、お釈迦さまの教えを短い文章で口伝えにより伝承されてきた一番古いお経の一巻です。


 「善を為すのを急げ。悪から心を退けよ。善を為すのにのろのろしたら、心は悪事をたのしむ。人がもし悪いことをしたならば、それを繰り返すな。悪事を心がけるな。悪がつみ重なるのは苦しみである。人がもし善いことをしたならば、それを繰り返せ。善いことを心がけよ。善いことがつみ重なるのは楽しみである。」


 ナルホド、ナルホドと合点のいくみ教えです。私たち人間の習性として、毎日の生活を一日一日1つ1つ考えたり、決心したりして暮らしていく訳でなく、なんとなく習慣的に同じことを繰り返しております。

 ですから「心構え」が大切です。イヤ、それほど大袈裟なことではありません。例えば、知り合いの方から物を頂戴したならば、すぐにその日のうちに礼状を書いて郵送することを実行してみましょう。文字を忘れることなく、文章も段々上手になるし、ペン字も上達してきます。それが習慣となれば、礼状のペンをとることが苦痛でなくなります。礼状を受け取った方も好感を抱くでありましょう。

 一方、ギャンブルに興味をもって、ほんの少しの楽しみだからとそれを始めると、段々ギャンブルに賭ける金額も大きくなっていきます。損をすれば「この次こそ…」とますます深みにはまっていき、しまいには家庭崩壊の原因とさえなりかねません。幸せと不幸の分かれ道は、ほんの一寸したことから始まるのです。






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